護国神社のポプラ
樹齢100-200
樹種セイヨウハコヤナギ(Populus nigra 'Italica')
札幌は、西洋風の街に西洋の街路樹を選んだ。このポプラは護国神社の縁に沿って車道と歩道の間に立っており、神社の名で呼ばれてはいるが、持ち主は植えた側の市である。幹まわり5.4メートル、樹高27メートル、環境省の推定樹齢は100年から200年で、正しければ開拓使が行った最も早い時期の街路樹の一本ということになる。同じくらいの大きさのものが、同じ並びに何本も立っている。 選択は文脈のなかで筋が通っている。数百メートル先の中島公園にある豊平館は、同じ開拓使が洋風ホテルとして建てたものだ。そしてセイヨウハコヤナギは、木としてこれ以上ないほど西洋に見える。ヨーロッパじゅうで道路沿いに使われてきた、細長い緑の感嘆符のような木である。やがて自動車が来て低い枝が邪魔になり、車道へ伸びるものはすべて切り戻され、長い枝は短く詰められた。残ったのは、奇妙な、刈り込まれた輪郭の木だ。それでいて樹勢はまったく健全に見える。セイヨウハコヤナギは十八世紀以来すべて挿し木で殖やされてきた雄のクローンなので、この木の実生はどこにもない。
- 幹回り
- 5.4 m
- 場所
- Minami 14-jo Nishi 5, Chuo-ku, Sapporo 064-0914, on the road beside Sapporo Gokoku Shrine (Nakajima)
- 見学
- 無料。公道沿いに立っている。
- 行き方
- 地下鉄中島公園駅から徒歩約10分。中島公園のヤナギのすぐ近く。
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