札幌で最も古い樹木はどれですか。

札幌で最も古い木は、定山渓へ向かう道沿いの小金湯にある桂不動である可能性が高い。北海道の説明板は、伝承として樹齢750年としている。市街地の中で最も古いと分かっているのは中島公園のエゾヤナギで、環境省の推定は200年から300年。つまり札幌という街ができる前から立っていたことになる。

札幌は若い街なので、この問いの答えも若い。明治政府が石狩平野に町を引き始めたのは1869年で、それまでここに何かを植える集落はなかった。日本のたいていの街では答えを持っているはずの、古い社寺の木が札幌にないのはそのためである。その始まりを越えてきたものが二つある。西の端に立つ標高225メートルの円山は一度も伐られず、1921年に原始林として国の天然記念物になった。ここのカツラは幹まわり12メートルに達し、樹齢を測った人はいない。もう一つ、中島公園のヤナギには環境省の200年から300年という推定があり、正しければ測量隊が着いたときすでに成木だったことになる。小金湯の桂不動の750年は、県の説明板に載る伝承であって実測ではない。中島公園への行き方は、地下鉄中島公園駅から南へ、南14条の橋のほうへ歩く。

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