去川のイチョウ
樹齢300-800
樹種イチョウ(Ginkgo biloba)
薩摩の殿様たちは、江戸へ向かう道すがらこの木のわきを通った。旧高岡街道は今の道よりかなり東を走っていて、島津が参勤交代、つまり将軍の都と国もとを往復する強制された行列に使った道である。去川はその道の関所、薩摩と外との境の門だった。イチョウは今の国道から400メートル入った丘のふもと、大淀川の旧い蛇行の内側に立ち、近くに高い木がないので、着くよりずっと前から樹冠が見える。環境庁の調査で幹周り11.2メートル、樹高30メートル、1935年12月から国の天然記念物である。立札は800年とし、植えたのは1227年に没した島津家の祖、島津忠久だとしている。数字の出どころはそこだ。計測ではなく、伝説を算術に直したものである。この木を記録している巨樹データベースは、もっと若く見えるとはっきり書いている。雌株で、幹はまっすぐ、太い枝は少なく、十一月の最後の週に黄金色になる。
- 幹回り
- 11.2 m
- 場所
- Uchiyama, Sarukawa, Takaoka-cho, Miyazaki 880-2222 (Sarukawa, Takaoka)
- 見学
- 無料。丘のふもとの開かれた場所にある。
- 行き方
- 宮崎市の中心部から国道10号を都城方面へ西に約25キロ、車で約40分。便利な鉄道はない。
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