樹齢250-350
樹種シダレザクラ(Prunus itosakura 'Pendula')
この桜は、負けた側についた武将の名で呼ばれている。後藤又兵衛は豊臣方として戦い、豊臣家が滅びたあと、この大宇陀に落ちのびて住んだと伝えられる。木はその一族の屋敷があった土地に立っている。地元ではもう一つ、瀧桜という名でも呼ばれてきた。こちらのほうが、この木のしていることをよく言い当てている。樹高13メートル、幹周りは3メートルを超え、シダレザクラの枝が幕のように地面まで垂れ下がる。四月の前半には夜間ライトアップが行われ、集落は木を中心にした祭りを開く。全国がこの木を知ったのは2000年、NHKが大河ドラマ「葵 徳川三代」の冒頭映像に使った年である。村の木が国の木になった年ということになる。樹齢は約300年とされる。二つの資料はどちらもその数字を慎重に扱い、誰かが測ったものではなく人々がそう言っているだけだと断っていて、その断りはここでもそのままにしておく。奈良県は保護樹として登録している。囲いも入場料もない。開花期の駐車には500円ほどかかり、そして人は自分だけではない。
- 幹回り
- 3 m
- 場所
- Honmura, Ouda, Uda City, Nara Prefecture (Ouda, Uda City)
- 見学
- 無料。後藤家の武家屋敷跡に立ち、門も入場料もない開かれた場所である(満開の時期のみ駐車場が有料で、およそ500円)。
- 行き方
- 近鉄大阪線の榛原駅から奈良交通バス大宇陀高校前行きで約20分、そこから徒歩約20分。
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