宇陀で最も古い樹木はどれですか。

宇陀で最も古い木は仏隆寺の千年桜である。樹齢900年を超えるモチヅキザクラで、奈良県は県内で最も大きく最も古い桜と呼んでいる。大宇陀地区の又兵衛桜はそれより若く、およそ300年。幹が癒着したスギの八ツ房杉には、確立した樹齢がまったくない。

千年桜の樹齢は、奈良県自身が繰り返している900年以上という数字で、公的な資料から取ったものであり、独自に測定したわけではない。このページはその数字を、通称の「千年」に丸めることなくそのまま残している。木は榛原地区の仏隆寺の石段のわきに立ち、幹周りは7.7メートル、地上2メートルほどで十一本の枝に分かれる。又兵衛桜は約6キロ離れた大宇陀地区にあり、後藤家の武家屋敷跡に立つシダレザクラで、樹齢は約300年とされるが、二つの資料はいずれもそれを計測ではなく言い伝えとして慎重に扱っている。満開の時期には夜間ライトアップが行われ、2000年のNHK大河ドラマ「葵 徳川三代」の冒頭映像にも登場した。菟田野地区の八ツ房杉は幹が癒着したスギの株立ちで、その本数は資料と測り方によって六本とも八本ともされ、神武天皇にまつわる伝説のほかに確立した樹齢はまったくない。このページはその伝説を事実として繰り返すのではなく、そのことをそのまま書いている。三本はいずれも同じ市の別の地区、大宇陀、榛原、菟田野にあるので、それぞれを別の小さな外出として考えたほうがいい。

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