観音寺の大楠
樹齢300-700
樹種クスノキ(Cinnamomum camphora)
この木が立つ台地からは、製鉄所が見下ろせる。尾張三十三観音の第十一番札所である観音寺は荒尾の高台にあり、そこから水のほうへ下る土地はすべて、浅瀬を埋め立てた上に建った重工業である。古い家並みは、もとから陸だった土地に留まっている。クスノキは観音堂へ上がる石段のてっぺん、左側にある。環境庁は幹周り9.6メートル、樹高23メートルと記録しており、このページで最大の木になる。ただしこの木を撮影した資料は、上からも下からもそこまで太くは見えなかったと正直に書いている。斜面と足元の藪のせいで根元が見えにくいからだ。東海市は1968年12月にこの木を天然記念物に指定したが、その名称は「大クス」とだけで何も特定しないので、ここでは寺の名で呼んでいる。伝承は700年。疑いようがないのは眺めのほうだ。この木は同じ棚の上に立ったまま、湾が工場の床に変わっていくのを見てきた。
- 幹回り
- 9.6 m
- 場所
- Kannonji, Bukuden, Arao-cho, Tokai 476-0001 (Arao, Tokai)
- 見学
- 無料。寺の境内は日中開いている。
- 行き方
- 名鉄常滑線の新日鉄前駅から北東へ約500メートル。
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