写真:Fred Cherrygarden (CC BY-SA 4.0)
亀戸天神社の藤
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亀戸天神社の藤

東京Kameido, Koto

樹齢150-360
樹種フジ(Wisteria floribunda)

クロード・モネの睡蓮の庭は、その一部をこの神社に負っているかもしれない。美術史家のなかには、歌川広重の版画からジヴェルニーへ一本の線を引く見方がある。広重は1856年の連作「名所江戸百景」に亀戸天神社の藤と太鼓橋を描いた。その版画がモネを含むフランスの印象派の手に渡り、影響を与えたと言われている。モネは数十年後、自分の庭を藤で埋めた。神社は1663年、湿地の上に創建された。初代の宮司が藤を植えたのは、藤が湿った土に耐えるからである。五代将軍綱吉と八代将軍吉宗が、花を見るためにわざわざ訪れた記録も残っている。いまも15の棚におよそ50株の藤があり、四月下旬になると橋のまわりを花が縁取る。江戸時代から手入れと剪定が絶えたことはないが、そのあいだに個々の株は植え替えられてきた。注連縄が編み直されても同じ注連縄と呼ばれるのに近い。いま生きている一株一株が何年生きているのかは、はっきりしない。確かなのは、人が藤の花を見にここへ来るようになって360年以上たつということである。

Kameido Tenjin Shrine, 3-6-1 Kameido, Koto-ku, Tokyo 136-0071

無料。境内は毎日開いている。

亀戸駅(JR総武線)から徒歩15分、または東大島駅(都営新宿線)から徒歩10分。

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