樹齢200-380
樹種クロマツ(Pinus thunbergii)
この松は、四つの川を流れ下ってそのわきに漂着した葦の筏にちなんで名づけられている。上流の津島神社は、天王祭の締めくくりに葦を束ねた筏である御葭を水に流す。その一つが天王川から佐屋川へ、木曽川へ、そして最後に筏川へ入り、ここに乗り上げた。木は御葭の松になった。立札はこの木を1646年の平島新田の開発にさかのぼらせていて、それが正しければ樹齢はおよそ350年になり、背後の田が水であることをやめた年から筏川の岸に立っていたことになる。1957年、町はここに中学校を建て、校庭のために川の一部を埋め、松は校庭の中に入った。二世代ほどの生徒が、この木とともに育ったことになる。学校は2008年1月に移転し、いまは運動場だけが残っている。つまり今は誰でも歩いて近づける。以前より細くなり、根元には内側が焦げた空洞がある。松くい虫が日本中の大きなクロマツを奪っているこの時代に、樹高25メートルのクロマツは見に行く価値がある。
- 幹回り
- 5.4 m
- 場所
- Nishi-shinden, Hirashima-cho, Yatomi 498-0021 (Hirashima, Yatomi)
- 見学
- 無料。2008年に移転した学校の跡地にある、開かれた運動場。
- 行き方
- JR関西本線で弥富駅、そこから南へ約2キロ。
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