薬師寺の大楠
樹齢300-600
樹種クスノキ(Cinnamomum camphora)
ここに伝わるのは、信長の兵がこの木に舟をつないだという話である。薬師寺が立つ場所には鯏浦の砦があった。この一帯の三角州を押さえていた一向宗の服部党を攻めるために織田信長が築いたもので、1570年代には海がすぐそこまで来ていた。信長の弟の信興が城将に据えられ、1570年に小木江城で討たれている。信長は軍を送り、1574年にこの地域一帯を焼き払った。寺は、信興の持仏の薬師像を納めていた砦の堂から育った。以上はすべて境内の立札にある。当時このクスノキが立っていたかどうかは興味深い問いで、舟をつないだという話はまさにそこについての主張である。だからこのページは、それを事実としてではなく言い伝えとして書いている。木は樹高18メートル、幹周りは二つの数字が食い違っていて、環境庁は9.4メートル、寺の立札は8.3メートルとする。両方を目で確かめた人は、立札のほうが近いと判断している。弥富市は1976年12月に市の天然記念物に指定した。
- 幹回り
- 8.3 m
- 場所
- Yakushiji, Kamiroku, Uguiura-cho, Yatomi 498-0031 (Uguiura, Yatomi)
- 見学
- 無料。寺の境内は日中開いている。
- 行き方
- JR関西本線で弥富駅、そこから北へ約500メートル。
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