祇園之洲の支柱のマツ
樹齢樹齢不明
樹種クロマツ(Pinus thunbergii)
鹿児島は38本の木を名指しで守っていて、そのなかにマツは一本もない。火山の湾に面した港町としては奇妙なことである。この海岸線はどこもクロマツで植えられているのだから。この木は祇園之洲の芝地、移された石橋の脇の古い台場の土手の上に立ち、支えられている。十数本の木の支柱が、短い幹からほとんど水平に伸びる枝を受けている。庭のマツが何十年も仕立てられてはじめて取る形である。だれかが手間をかける値打ちがあると考えたことになる。2025年6月にこの公園の木を調べた人は、ほかをすべて並木として記録し、この一本だけを目印として記した。そこから先は何もない。台帳に載らず、日本語のどのページもこの木の名を挙げず、樹齢も幹回りも植えた年も見つからなかった。足元の地面は、芝生の見かけよりは古い。公園が開いたのは2000年4月だが、その土地は島津斉彬のもとで築かれた祇園之洲台場の上に作られている。だから海辺のマツがここに立っているとすれば、周りの公園よりずっと古いこともありうる。この木の前に立ったことのある方は、標識に何と書いてあるか教えてほしい。
- 推定樹齢
- 場所
- Gionnosu, Shimizu-cho, Kagoshima 892-0816, on the lawn beside Ishibashi Memorial Park (Gionnosu)
- 見学
- 無料。開かれた公園の芝地。
- 行き方
- JR鹿児島駅から徒歩約18分、石橋記念公園の隣の祇園之洲の園地。
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