祇園之洲公園のクロガネモチ
樹齢110-150
樹種クロガネモチ(Ilex rotunda)
おおよその位置です。
このクロガネモチは幹回り2.4メートルで高さ15メートル。この種としては限界に近く、しかも芽生えたころは水の底だった土地に立っている。祇園之洲は稲荷川の河口の埋立地である。市は1981年3月にこれを保存樹第35号とし、樹齢をおよそ130年としている。いまその隣にあるのは、鹿児島の石橋群である。150年ほど前、肥後から招かれた石工の棟梁、岩永三五郎が甲突川に五つの石造アーチ橋を架けた。藩の財政が立ち直ったあとの城下町の整備の一部だった。1993年の水害が二つを流し、残った三つは解体されて、岩永自身が仕事をしたこの祇園之洲に組み直された。県は西田橋を2000年4月に開いた記念公園へ、市は高麗橋と玉江橋をこちらの公園へ移している。つまり1890年代からここに立っている一本のクロガネモチは、いま19世紀の石のアーチ三つを隣人に持っている。どれもこの木より新しい住人で、どれも何も渡していない。
- 幹回り
- 2.4 m
- 場所
- Gionnosu Park, Shimizu-cho 26, Kagoshima 892-0816 (Gionnosu)
- 見学
- 無料。開かれた海辺の公園。
- 行き方
- JR鹿児島駅から徒歩約18分、石橋記念公園の隣。
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