湯之のアコウ
樹齢500-1000
樹種アコウ(Ficus superba)
鹿児島で最も古い木は、この百年のほとんどを噴き続けてきた火山の斜面に育っている。根元の標識は市が立てたもので、樹齢およそ1000年とする。市の台帳で次に古い数字のおよそ三倍にあたり、その根拠となる方法はどこにも公表されていない。公式の見積もりとして受け取ってほしい。測られているのは大きさのほうである。市の計測で幹回り7.40メートル、環境省の計測で6.5メートル。差の理由はほぼ確実に、地上1メートルあたりで融合する二本の幹のうち、環境省が太いほうだけを記録したためである。少し離れれば、一つの樹冠を持つ一本の木にしか見えない。国道224号から一本下りた道沿い、桜島の南岸の湯之の集落にあり、湯之元津の小さな港を見下ろす石積みの上に立っていて、そこから水際へ小道が下りている。樹齢がだいたい合っているなら、このイチジクの仲間は1470年代の文明噴火も、1779年の安永噴火も、1914年の大正噴火も、立ったまま通り過ごしたことになる。大正噴火は島の反対側の海峡を溶岩で埋め、桜島を本土につないでしまった噴火である。
- 幹回り
- 7.4 m
- 場所
- Yuno, Higashi-Sakurajima-cho 403, Kagoshima 891-1544 (Yuno, Sakurajima)
- 見学
- 無料。集落の中の公道沿いに立っている。
- 行き方
- 鹿児島市街から桜島フェリーで15分、24時間運航。そこから東桜島方面の路線バスで約25分。
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