樹齢1000-3000
樹種クスノキ(Cinnamomum camphora)
この木の中には小さな石の祠がある。クスノキの幹は空洞で、内部はおよそ20平方メートル、地元の言い方では畳十二畳分あり、そこに天神を祀る祠が立っている。外から測れば幹周り20メートル、樹高30メートル、枝張りは四方に30メートル以上に及ぶ。幹の太さでは日本有数、佐賀県では三本の指に入る。735年創建の武雄神社の御神木である。神社の伝承は樹齢を約3000年とするが、これは計測ではなく言い伝えだ。年輪を数えた者も、生長量から計算した者もいない。この太さのクスノキは通常、数百年から千数百年と見積もられる。いずれにせよ、神社の最初の柱が地面に立てられたとき、この木はすでに古かった。武雄市は何十年もこの木の世話を続けてきた。1994年から2003年には土壌の改良、裂けを防ぐワイヤー、空洞の防腐処理が行われた。2022年4月には葉が薄くなり枯れ枝が出て幹に腐朽が広がっていると市が報告し、根を休ませるために根元の柵を広げている。だから今は数メートル手前から眺めることになる。本殿の奥、もみじの並ぶ参道の先に立つ姿を見るには、それで十分に近い。この木は今もそこにあり、武雄を訪れる理由であり続けている。
- 幹回り
- 20 m
- 場所
- 5335 Takeo, Takeo-cho, Takeo City, Saga Prefecture 843-0022, Japan (grounds of Takeo Shrine, along the maple-lined approach path beyond the main hall) (Takeo-cho, Takeo City)
- 見学
- 無料、入場料なし。735年創建の武雄神社の開かれた境内に立ち、二つめの手水舎を過ぎた先の専用の参道(もみじ通り)をたどって行く。2022年の保護措置により、木自身の健康のために幹の周囲の立入禁止の範囲が広げられ、現在は幹に近づくのではなく少し離れた場所から眺める形になっている。隣接する文化会館の2024年から2027年の再整備によって、木の見学が止まることはない。
- 行き方
- JR武雄温泉駅(佐世保線)から徒歩約25分。駅から祐徳方面行きのバスに乗り、武雄高校前で降りて徒歩約10分。長崎自動車道の武雄北方インターチェンジから車で約10分。
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