大阪で最も古い樹木はどれですか。

大阪で最も古い木は、住吉大社の境内にある楠珺社のクスノキ「千年楠」で、樹齢は約1000年と推定されている。幹回りは10メートル近くあり、大阪市はこの木を保存樹に指定している。

大阪で最も古い木という肩書きには、実際に競合がいる。鶴見区の阿遅速雄神社のクスノキも言い伝えでは樹齢1000年近くとされ、1970年に大阪府の天然記念物に指定されている。この指定は、千年楠にかかるどの指定よりも古く、記録としても正式なものである。ただしこの木は大正時代のいつかに落雷で主幹の大半を失い、いま立っているのは、残ったおよそ3分の1から樹木医の手を借りて生き直した姿である。回復の物語としては本物だが、単純に最も古いと呼ぶには込み入っている。住吉大社の楠珺社に立つ千年楠には、そうした但し書きがない。傷のない一本の幹が幹回りで10メートル近くあり、大阪市の保存樹に指定され、複数の独立した資料で樹齢の推定が一致している。さらにこの木は初辰まいりの中心でもある。4年をかけて48体の小さな猫の授かりものを木の根元で集めていく参拝で、そのおかげで市内で最も多くの人が訪れる木の一本になっている。もっとも、樹齢を目当てに来る人はほとんどいない。行き方は、南海本線の住吉大社駅から徒歩3分、または鳥居のすぐ前にある阪堺線の住吉鳥居前停留場から。

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