写真:Pekachu (CC BY-SA 4.0)
下合瀬の大カツラ
写真:Pekachu (CC BY-SA 4.0)原寸で見る

下合瀬の大カツラ

福岡Fuji-cho, Saga City

樹齢900-1100
樹種カツラ(Cercidiphyllum japonicum)

この木の中心にあった木は、もうない。下合瀬に立っているのは、中心の幹が枯れたカツラの根元から立ち上がったひこばえの環である。そのうち20本以上がそれぞれ幹回り1メートルを超え、最大のもので約3メートル、株全体で高さ34メートルに達し、根回りは13.8メートルある。佐賀県はこれを日本で二番目に大きいカツラとしている。巻き尺を回せる一本の幹は、どこにもない。佐賀市も県も、樹齢をおよそ1000年としている。1962年5月に国の天然記念物になった。国内でも早く、確かな部類の指定である。富士町の谷にある山の神の社の境内に育ち、県の説明は神木として祀られてきたと記している。行くなら11月である。カツラの葉はほとんど円く、バターのような黄色に変わり、落ちて乾くときに焦げた砂糖の匂いを出す。風のない日には、その匂いが驚くほど遠くまで届く。日本経済新聞は2023年、この木の紅葉を記事にしている。ここは福岡ではない。佐賀市富士町、山を越えた先で、車がいる。福岡側からなら三瀬トンネルの料金所を過ぎて5分から10分、山道の路肩に停める場所があるだけで、バスの類は一本もない。

Shimo-ose, Fuji-cho, Saga City, Saga Prefecture (200m west of Kitayama Kiln, Fuji-cho Shimo-ose 564-1)

無料。自由に見学でき、通年開いていて料金はかからない。木の前に駐車場はなく、路肩に停める場所があるだけ。車でしか行けず、現地へのバス路線は見つかっていない。

鉄道もバスもない。車で佐賀大和インターからおよそ30分、福岡市側から来る場合は三瀬トンネルの料金所からおよそ5分から10分(三瀬有料道路と国道263号、そこから県道299号で富士町へ)。どの駅からも歩けない。

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